みんなが知りたい資産形成
入るとすぐにサービスを待つ人たちがくつろげる大きな部屋がある。
厚い誠椴と、豪華なソファーがあり、大きな暖炉が目に付く。
まるでサロンといった雰囲気だ。
犬を連れた女性や新聞を読む中年の男性客など、待合の十人近い顧客は非常にリラックスした表情で順番を待っている。
いれたてのコーヒーをサービスするカウンターもあり、若い女性従業員が応対している。
一日に訪れる顧客の数は100人から150人、顧客の年収は12万ドル以上というリッチ層が占め「父が初めてレクサスの販売店に名乗りをあげた時は、もちろん大変な冒険だったと思います。
しかし、レクサスのモデルの数も増え、始めの一台だけでなく二台目もレクサスにするという人が増えるなかで、父の投資は大成功になりました」父のベンチャ‐スピリッッを引き継ぎたいという息子のバロン社長は語る。
興味深かったのは、新車同様の「レクサス」の代車サービスをしていることだった。
150台の「レクサス」の代車が無料レンタルで貸し出されている。
朝ちょっとしたクルマの整備で販売店を訪れた顧客が、この代車を借りて出社し、夕方整備を終えたクルマに乗って帰るといった具合いに、かなりひんぱんに代車サービスが利用されている。
T社では、こうした米国レクサス店の経験を生かし、新型車の投入と独自の販売店の立ち上げとを合わせ、日本独自の接客サービスによって、「レクサス」ブランドを市場定着させようとしている。
熱入る「高級車戦略」T社はまた、レクサスが巻き起こす高級車ブームを押しあげるため、「新型クラウン」、「マークX」などの高級セダンの新型車を相次いで投入することによって、高級セダンのユーザー層の拡大を図ろうとしている。
T社が2003年末に発売した「新型クラウン」は、エンジン、プラットフォーム(車台)、サスペンションなどの基幹部品を一新して、走りの躍動感を前面に打ち出した。
国産高級セダンのなかで最も販売台数が多い「クラウン」は、重厚感が売り物だったが、ユーザーは50、60歳代のミドルが多かった。
これに対し新型クラウンは、静粛性や乗り心地など高級車の価値観を維持しながらスポーティな形にモデルチェンジしてユーザーの若返りを目指し、価格帯は330万円530万円に設定した。
また「クラウン」と排気量が同容量のエンジンを持ち、基本部分を共有しながら割安さが売り物だった「マークⅡ」の後継車として、2004年11月に「マークX」を売り出し、思い切って重心が低いスポーティな車にモデルチェンジすることで、若いユーザーの開拓を図った。
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